給与の手取りからどれだけ貯蓄したらいいですか?
こんにちは。税理士の山下久幸です(^^)
今回は、「経営者の貯金の目安」を勉強しましょう!
みなさん、毎月の給与からどれくらい貯金されていますか?
ある程度、指針があると分かりやすいですよね。
先に答えを言うと、「手取りの20%貯金!」を、オススメしています!
では、以下で理由を解説していきますね(^^)
20代は自己投資
貯金をするのは若い頃は必要ないと思っています。
理由は、この時期はお金を使って勉強、体験(自己投資)をしたほうが、将来役に立つからです!
ホリエモンこと、堀江貴文さんも言ってますよね。
あり金は全部使えと(笑)
これはある意味正解だと思っています(^^)
なんで上から(笑)
例えると、定年してから旅行に行こうと思っても、そのときには体力的にも衰えているため、面白い体験や行動ができないのと同じことです。
また、20、30代で、生活費を節約して貯金や投資する人がいますが、それって将来的にどうなの?と思ってしまいます(笑)
では、投資の利回りで考えてみましょう。
- インデックス投資 ⇒ 年3〜6%の利回り
- 自己投資 ⇒ プライスレス!!
まあ絶対ではありませんが、やはり自分に投資したほうが、利回りも高く、未来の可能性は高いと思いますよ(^o^)
30代、40代で稼げるようになって貯蓄
20代は自己投資にお金を使い、30代からの貯金で遅くありません。
30代でも結婚してからで良いでしょう。
独身であれば、特にお金を残したり、貯蓄する必要もないと思いますけどね(^o^)
最初に言ったとおり、貯金の目安は「手取りの20%」が目標です!
最低でも10%は欲しいですね。
理由は、経営者はリスクがあるからです。
経営では、何が起こるか分かりません。
一番やってはダメなのは、お金が無くなり会社を潰すことです。
だから会社で万が一お金が足りなくなったら、いつでも会社にお金を貸せる状況を作っておく必要があります。
そのために、個人でもお金を持っておくことが必要なのです。
老後のためというのもありますけどね。
また、お金があると精神的な余裕につながるのも確かです。(←ここ大事!)
お金がいつも無いと、精神的に不安になり、良い仕事もできません。
あることで、良い仕事もできるようになるのです!
貯金の順番
以下の順序でやってみると良いでしょう。
ポイントは、「現金化しやすいもの」から積み立てていくことです。
理由は、会社が万が一のときにすぐにお金を貸せるからです。
これが、株式や不動産だとすぐにお金に変えられず、不動産だと売るのにもコストがかかるので、まずは現金化しやすいものを多めに持っておきましょう。
1.定期積金
⇒給与支給日に自動引落の設定をしておく
まずはここからです(笑)
給与が残ったら貯蓄しよう!では、貯蓄しません(笑)
僕だけかもしれませんが・・・。
2.つみたてNISA
⇒年間40万円(月33,333円)
インデックスファンドに投資します。
なぜ節税となるiDeCoではないかというと、つみたてNISAでインデックスファンドを買っても、いつでも売却することができるからです。
逆にiDeCoの場合は、iDeCoは「年金用」であるため、60歳になるまで解約(現金化)できないのです。
節税も大事ですが、その前に自由に使える「お金」を用意しておくことが大事なのです!
これがサラリーマンだったら、iDeCoを最初にやるべきですね(^o^)
3.iDeCo(イデコ)
⇒月23,000円、年間276,000円
こちらも、つみたてNISAと同じく、インデックスファンドに投資します。
iDeCoは節税にもなり、老後の年金としても良い運用ですからね!
この先は、自分が好きな投資へどうぞ(^^)
目安は、定期預金(普通預金)は1年分の生活費程度あれば十分でしょう。
ただ、会社規模によっては、もう少し1,000万単位でお金が貸せるようにしておくことも必要でしょう。
その他は、つみたてNISA、iDeCo、その他の投資に回しましょう!
また、中小企業の節税の鉄板である小規模企業共済は、現金に換金するのが難しいため、ある程度余裕が出てからで良いと考えいています。
節税を先にするよりも、いつでも使えるお金を作っておいて、安心を先にとりましょう(^o^)
起業予定の方
将来、起業を考えている人も、この順序でお金を貯めておくと良いでしょう。
理由は、起業にはお金が必要だからです(^o^)
当たり前のこと言ってますね(笑)
また、お金を借りる(融資)にしても、最低限の自己資金が必要です。
自己資金 ゼロ
自己資金 300万円
銀行はどちらの人にお金を貸したいと思いますか?!
答えはご想像どおり。
後者の自己資金を300万円ある人に、銀行はお金を貸したいのです。
銀行は、お金を持っている人にしか、お金を貸したくないのです!
貯金は信用を高める
- 起業するときにお金を借りる
- 不動産投資でお金を借りる
時間をかけて貯金しておくことで、お金を借りる信用が付きます。
「お金=信用」なのです!
人生の3大出費
貯金も大事ですが、出費を減らすのもお金を貯めるひとつの手です。
そのため、「家、車、保険」の3つを減らせば、お金を貯めるのに加速度がつきます。
だから、この3つを「当たり前に消費」しないことです(笑)
- 住宅ローンを組んで家を買う
- カーローンを組んで車を買う
- 生命保険に加入する
これらは一度スタートしたら、止められないのが難しいところ・・・。
- すぐに家は売れない・・・
- 車をいま売っても二束三文にしかならない・・・
- 生命保険をやめるのは怖い・・・
「出費を減らすことでお金が貯まる」という当たり前のことにも目を向けましょう!
まとめ
- 経営者であればリスクに備えて貯金しておく
- 貯金は、現金化しやすいものを優先的にする
- 人生の3大出費をもう一度見直す!