財布を分ける重要性:会社と個人のお金を混ぜないために
会社と社長の財布とは?
会社を起業する際、最も重要なことの一つは、会社の財布(通帳)と個人の財布を一緒にしないこと。この二つを混ぜてしまうと、経営においてさまざまな問題が発生する。
儲かっていない会社は財布を分けていない
なぜ、会社と個人の財布を分けることが重要なのか?!
財布を分けないと、会社と個人の支出が混ざってしまう。また、個人的な支出を経費として計上しようとすることもよくある。このような状況が続くと、以下のような悪循環が起こる。
- 経費の増加:個人的な支出が経費として計上されると、経費が増える。
- 利益の減少:経費が増えると利益が減り、最終的には赤字になる可能性がある。
- 決算書の悪化:利益が減ると、決算書の内容も悪化する。
- 資金繰りの悪化:銀行からの融資が受けにくくなり、資金繰りが厳しくなる。
- 投資の停滞:資金繰りが悪化すると経費が使えなくなり、必要な投資ができず事業が成長しない。
結果的に、儲かっていない社長ほど「これって経費になりますか?」と頻繁に聞いてくる(笑)
法人化のすすめ
法人化を勧める理由は、会社の財布から個人の財布に給与を振り込むことで、財布(銀行口座の名義)が自然と分けられるため。個人事業の場合、銀行口座が一緒になりがちだが、法人化することで以下のように分けやすくなる。
- 事業用とプライベート用の口座を分ける:事業用の口座からプライベートの引き落としは一切行わない。
- クレジットカードも会社用と個人用で分ける:2枚使いを徹底することで、支出の管理がしやすくなる。
仕組みを作る
お金を分けるためには、次のような仕組みを作ることが重要!
- 現金での経費精算をしない:経費は現金ではなく銀行口座を通じて行う。
- 売上は現金でもらわない:売上も銀行口座を通じて管理する。
- 支払はすべて銀行を通す:すべての支払いを銀行経由にすることで、取引履歴を明確にする。
- クレジットカードの2枚使い:会社用と個人用のカードを使い分ける。
- 会社のお金の管理は経理に任せる:専門の経理担当に任せることで、正確な管理が可能になる。
まとめ
- 会社と個人で財布を分ける:社長は必ず会社と個人の財布を分けること。
- 分けていないと儲からない:財布を分けていない社長は儲からない。
- 仕組みを作ることが重要:お金を分ける仕組みを作ることで、会社の経営が安定する。
小さなことのように見えるかもしれないが、会社と個人の財布を分けることで、経営に対する緊張感が生まれ、数字をしっかりと見ることができるようになる。最初は面倒かもしれないが、この方法にはメリットしかない。😊