粉飾決算とはなんですか?
こんにちは。税理士の山下久幸です(^o^)
今回は「粉飾決算とはなんですか?」という勉強をしましょう!
粉飾決算とは?!
粉飾決算とは、「決算書の数字を良く見せること」という意味です。
具体的に言うと、現実は赤字なのに、黒字の決算書にすることです。
普通の人は、「そんなことできんの?」と思われてるでしょ(笑)
それが普通の感覚です。
ただ決算書というのは数字ですので、少しイジれば粉飾決算は可能です。
ではなぜそんなことをするのでしょうか?
理由はさまざまで、
- 銀行融資を受けたい
- 建設業の公共工事をとるため
- 上場を維持するため
つまり、何かしら黒字にしなきゃいけない理由があるからです。
一番多いのは、銀行融資ですね。
ちなみに、粉飾決算の逆は、脱税になりますので、こちらも絶対やってはダメですよ(笑)
粉飾決算の手法
これは知恵を貸すのではなく(笑)、ダメなことを教えていますからね。
粉飾決算の手法は、以下のようなことが多いですね。
- 売上を前倒しする
- 架空の売上を作る
- 仕入れを抜く
- 在庫を調整する
- グループ会社で利益の調整
悪質な会社は、銀行ごとに決算書を作っている会社もいます。
かなり悪質ですよね・・・。
また粉飾を一度やると蟻地獄から抜け出せなくなり、最終的には倒産するところがほとんどです。
つまり、粉飾決算は倒産の入り口に入ったということです!
粉飾=嘘
嘘をつくと、信頼が無くなります。
これは当たり前のことです。
粉飾=嘘ですので、これがバレると確実に信頼が無くなるということです。
そして嘘はいずれバレます。
嘘は、現実(赤字)を先延ばししているだけで、必ずバレます。
ちなみに、粉飾決算の嘘がバレれるときは、
- 顧問税理士の担当スタッフが変わったとき
- 会社の経理担当者が変わったとき
- 会社を売るときのデュー・デリジェンス
- 銀行担当者の発見
嘘がバレれば、確実に融資はストップします。
また、会社を売ろうと思っていて、公認会計士などから会社のチェックを受けたときに粉飾がバレ、良い商談が破綻することもあるでしょう。
だから、社長の知識は「粉飾決算ってなんですか?」というくらいがちょうど良いんですよね(笑)
原因を考える
赤字という結果には、必ず原因があります。
この原因を考え、考え、考え尽くすのが、経営者の仕事です!
ここでひとつ、オススメのワークをご紹介します(^o^)
- <オススメワーク>
- 1日1時間、会社の赤字のことだけを考える
- 仕事をやりながらではダメ
- 考えるための時間を作る
- 1ヶ月で30時間、3ヶ月で90時間
これだけの「考える時間」を作ってみてください。
本気で会社のことを考えれば、何かしらの解決策が見つかりますよ!
これで思いつかなかったら経営者失格です(笑)
笑い事ではなく、マジです!
まとめ
- 粉飾決算をやっては絶対にダメ
- 人に嘘をついてもいずれバレる
- 赤字の原因をじっくり考えるのが経営者の仕事!
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