減価償却で節税の鉄板「中古資産」の活用法
なぜ中古資産が良いのか?
減価償却で節税を狙うなら「中古資産」を購入することが鉄板。その理由は以下の通り。
理由1. 価格が安い
中古資産は新品に比べて価格が安い。これにより、初期投資が少なく済むため、資金繰りが楽になる。
理由2. 売却しやすい
中古市場が存在するため、資産を売却する際に買い手を見つけやすい。さらに、中古資産は安く購入できるため、売却時の損失リスクが低い。
住宅の場合の例
- A: 中古の分譲マンション
- B: 新築の戸建てで注文住宅
どちらが売りやすいかといえば、中古の分譲マンションの方が市場が確立されており、売却しやすい。
理由3. 節税効果が高い
中古資産の減価償却計算が有利に働くため、節税効果が大きい。
中古資産の減価償却方法
新品と中古では減価償却の計算方法が異なる。
中古資産の計算式
- 法定耐用年数 – 経過年数 + (経過年数 × 20%) = 耐用年数
例:4年落ちの車の場合
- 法定耐用年数: 6年 経過年数: 4年
耐用年数: 6年 – 4年 + (4年 × 20%) = 2.8年 = 2年(切り捨て)
新車だと6年の耐用年数が、4年落ちの中古車なら2年で減価償却できる。さらに、定率法を使えば、購入した年(1年目)で全額経費になる。
具体例
300万円の車を購入した場合、定率法で計算すると以下のようになる。
- 新車の場合(耐用年数6年):1年目の減価償却費 = 100万円
- 中古車の場合(耐用年数2年):1年目の減価償却費 = 300万円
中古資産の方が経費計上が早く進むため、節税効果が大きい。よく言われる「4年落ちのベンツを買え!」というのはこの理屈に基づいている。
注意点
減価償却費の計算は「年間」ベース。年の途中で購入した場合、月数で計算する必要がある。例えば、決算期末ギリギリに購入すると、300万円 × 1月/12月 = 25万円しか経費にならない。営業マンの甘い言葉に騙されないよう注意が必要。
まとめ
- 物を買うときは中古資産も検討する。
- 中古品は売れる市場があり、損しにくい。
- 中古資産は減価償却による経費計上が早く、節税効果が高い。
中古資産を上手に活用し、賢く節税を行おう。
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