これって経費になりますか?!
こんにちは。税理士の山下久幸です(*^^*)
今回は、「経費になるか問題」を解説します!!
フリーランスや会社経営されている方はもちろん、これから起業しようと思われている方は勉強になりますよ(*^^*)
経費になるのか顧問税理士に相談しても、なんかピンとこない回答ばっかりでイライラしている人も多いでしょう。
ここでは、これが経費になるかどうかではなく、経費になるかどうかの「基本的な考え方」をお伝えします。
この基本の考え方をしっかり抑えておけば、顧問税理士の意見なんて聞く必要ありません(笑)
それに、税務調査でもしっかり対応できますよ!
経費の判断基準
早速答えをお伝えすると、経費になるかは「あなた次第」なのです!
だって普通に考えれば分かりますよね?!
会社の経営をして、お金を出して、リスクをとっているのは誰でしょうか?!
それは、あなたなのです!!
ですから、顧問税理士や税務署が文句を言う権利は一切ありません(*^^*)
この「当たり前」の感覚をしっかり持ちましょう!!
ただ、税務的な判断で、減価償却になるなど、税務的な判断は別ですよ。
具体的なこと
この回答だと具体的ではないので、分かりやすい基準を話すと「ビジネスに使っているかどうか?」ということです。
例えば、こらから新しくYouTube(動画)をやることになって、カメラを買うのは経費になりますよね?
それをやることで、べつに売上がゼロでもいいんです(*^^*)
税理士によっては、「それ社長の趣味でしょ」と一蹴する人がいますがそれは間違いです。
「売上がゼロであれば、経費にすることはできない」
こんな法律はありません。
こんな法律を作ったら、新規事業やベンチャー企業なんて生まれませんからね(笑)
だから経費として決めるのは、社長のあなただけなのです!
経費になるとは?
では経費にして何が意味があるのでしょうか?
- 経費が増える=利益が減る
利益の計算式を見れば誰でも分かります。
- 売上ー経費(これが増える)=利益
利益×税率=税金
つまり、利益に税金がかかるため、経費が増えれば利益が減り、そして節税になるから経費にしたいのです。
当たり前の話ですね(*^^*)
本当にいいの?
では本当に経費にして、利益を減らしてもいいのでしょうか?
株式会社の本当の目的を考えてみましょう。
株式会社の目的は、利益を上げて、株主へ還元することです。
つまり、利益を出すのが会社の本当の目的なのです!
こちらの記事で詳しく解説しています(*^^*)
»»»株式会社の意味は?!
しかし、経費が増える=利益が減るということは、本来の目的とは真逆のことをやっているのです・・・。
だから、経費になるからと言って、むやみやたらに経費にするのは、会社を痛めるだけで、現実は良くないことなのです。
利益を出さないデメリット
利益を出さないことにより、様々なデメリットがあります。
✔銀行から借入ができなくなる
✔資金調達できない
利益が減るということは、決算書の数字が悪くなります。
借入をするときは決算書の数字が大事ですので、万が一のときには借入ができない可能性だってあるのです。
まあ、銀行側の立場になれば分かりますよね(*^^*)
利益が出てないような会社には、誰もお金を貸したりしませんよね?!
儲かっていない人ほど・・・
ここでひとつ面白い話をご紹介。
儲かっていない赤字の会社の社長の方が「これって経費になりますか?」と聞いてくることが多いのが現実です(笑)
「卵が先か、鶏が先か」ですが、経費に入れよう、入れようと思っている社長の会社ほど、赤字になるのです。
スピリチュアルな話になりますが(*^^*)
本当にダメな経費
これは自分の心に聞けば分かるはずです(笑)
経費に入れようと思って、「胸がざわつく」、その他の判断基準としては、「経理や他人に見られたくない」と思うときは、経費ではありませんよね。
あと、脱税で使われる、ありもしない経費を入れるのは絶対やっちゃダメですね。
いわゆる、「架空経費」と言われるものですね。
まとめ
- 経費になるかはあなたが決めること
- 会社の目的は利益を出すこと
- 経費が増える=節税=会社にとっていいのか?
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