決算書の簡単な見方
こんにちは。税理士の山下久幸です(^o^)
今回は、「決算書の見方」を解説しましょう!
決算書とは?!
決算書とは、会社の1年間の売上や利益、会社のお金の状況を表した大切な書類です。
経営者は、あまり興味がない方が多いんですけどね・・・。
ちなみに僕は、決算書を見れば、経営者のなんとなくの性格が分かります(^o^)
性格や考え方が、決算書の「数字に表れる」んですよね!
決算書の本
巷にある「決算書を読もう!」という本は、難解すぎて僕は読む気がしません(笑)
みなさんも、そうではありませんか?!
またこれらの本の中に出てくる決算書は、ソフトバンクやトヨタなどの上場企業が多く、中小企業とは縁もゆかりもないので勉強になりません。
そのため僕は、Amazonの電子書籍で、「小さな会社の決算書の考え方」を書きました。
営業かい(笑)
決算書の簡単な見方 その1
さて、決算書の見方のポイントを解説していきます。
まずひとつめのポイントは、「4つの数字だけ」見てください(^o^)
- 1.お金(現金預金)
- 2.純資産
- 3.売上
- 4.利益(営業利益)
場所的には、「一番上」と「一番下」のザックリとした感覚で大丈夫(^o^)


貸借対照表
1.お金(現金預金)
⇒お金はたくさん持っているか?!を確認します。
やはり、経営でお金は大切ですからね。
また、お金を持っている会社に、お金が集まるようになっているんです。
2.純資産
⇒純粋な資産はどれくらいあるか?を確認します。
純資産とは、「資産ー負債」で計算されます。
例えば、不動産投資の場合、不動産1億円、借入金1億円では、純粋な資産はゼロ円ということです(笑)
たまに、不動産投資家が「資産10億円」とか言ってますが、あれは借金も10億円ある可能性が高いのです。
会社経営では、この純資産をどれだけ高めれるかが大切になってきます(^o^)
損益計算書
3.売上
⇒売上の規模はどれくらいか?を確認します。
- 売上500万円の会社
- 売上1億円の会社
あなたは、どちらの会社に出資しますか?!
売上が多ければ良い会社というわけではありませんが、やはりある程度の金額はあった方が良いですね。
4.利益(営業利益)
⇒ちゃんと儲かっているか?儲かる事業なのか?を確認します。
やはり、経営で利益が出てナンボです。
理由は、利益がなければ経営は続けられず、倒産するからです。
「利益が出て、税金払いたくない!」という経営者がいますが、そんな人には「会社を倒産させていいんですか?」と聞いてみましょう(^o^)
それくらい、利益にはこだわりましょう!
決算書の簡単な見方 その2
続いて、その2です。
次のポイントは、「大きな数字から見ていく」です。
例えば売上3億円の会社で、経費3万円があります。
しかし、このような数字を見ても意味がありませんよね(笑)
そのため、決算書を見て、パッと目立つ大きな数字から確認していきましょう。
このあたりが大きな数字ですね。
- 現金預金
- 売掛金
- 借入金
- 売上
- 原価
- 人件費
- 地代家賃
- 利益
マイナスが大きいのも結構目立ちますよ(笑)
純資産や利益は特に。
このように、まずは会社の全体像を確認することが大切です。
その後に、業種の売上原価や経費の分析、資金繰りの状況などを細かく見ていくのです。
このあたりは専門家の分野ですけどね(^o^)
まとめ
- 決算書の4つの数字を抑える
- 大きな数字から見ていく
- まずは全体像を把握することが大事!
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