借入の返済期間と金利はどちらを取る?!
こんにちは。税理士の山下久幸です(*^^*)
今回は、「借入の返済期間と金利」について学びましょう!
返済期間と金利はどっちでショー
借入をする場合、どちらを優先すべきか、考えたことはありますか?!
- 1.返済期間が短くて、金利が安い
- 2.返済期間が長くて、金利が高い
これに「正解」はないのですが、僕の感覚からすると1番の返済期間がが長い方を選択します(*^^*)
理由は、「現預金残高」を多く持っておきたいからです。
いつも言ってますよね!
返済期間とは?!
では釈迦に説法ですが、返済期間の復習をします。
借入を返済する期間とは、3年、5年、10年など借入金を返済する期間を言います。
・借入金 600万円
・返済期間 5年
・600万÷5年÷12ヶ月=10万円⇒元金の返済+利息
基本的に事業用の融資は、「元金均等返済」と言って、毎月元金は一定でプラス利息を返済します。
上記の事例ですね(*^^*)
逆に、住宅ローンは「元利均等返済」と言って、毎月の支払額は「20万」と定額で、内訳が元金と金利で変動する計算となっています。
毎月住宅ローン(家賃みたいなもん)が変動すると、怖いですからね(*^^*)
金利とは?
次に金利です。
金利とは、借入金の利息ですね。
基本は「年利」で計算して、年間2%とかの表現をします。
・借入金 1,000万円
・金利 2%
・1,000万円×2%=20万円⇒年間でザックリと払う金額
※実際は、毎月返済するので減ります
こちらのサイトでシュミレーションしてみてください。
»»»事業資金用 返済シミュレーション
事例
では、本題の返済期間と金利の関係を数字の事例で見てみましょう!
【1,000万円の借入の場合】
ケース1
金利 3%、返済期間 10年
毎月の返済額 83,000円+利息
ケース2
金利 1%、返済期間 3年
毎月の返済額 277,000円+利息
あなたはどっちが良いですか?!
山下くんは、ケース1を選びます(*^^*)
資金を何に使うかにもより正解はないですが、やはりお金を多く持っている時間が長いことが良いので、返済期間は長い方が良いでしょう。
理由
では、なぜ返済期間が長い方がいいか、理由を解説します。
現金を手元に多くおいておきたいから
やはり、お金を持っているのは強いです。
お金あれば、できることが違いますからね。
利益が出ていても、お金が無ければ会社は潰れるのです!
次に借りれるか分からないから
これって結構大事なことです。
例えば、中小企業で多いのが、数年前に借りた借入金を、ちょっと今年儲かったからといって、借入金を一括で返済しようとする経営者が多い。
理由は、「利息がもったいないから」だと。
利息って1%とか2%ですよ?!
1,000万円借りていても、年間10万か20万円程度です。
これを一括返済してもいいですが、その数年後に世界的な経済ショックが起きて、そのとき借入できるか分かりません。
そのため、返済する期間はできるだけ長い方が良いのです。
そして、お金ができたからと言って、一括で返済するのもオススメしません。
利息は安心の保険料
上記でも説明したとおり、日本での今の金利は安すぎます(笑)
1,000万円借りても年利2%で20万円です。
お金がないと精神的に不安で、資金繰りに頭を悩ますのが辛いのはご承知のとおりでしょう。
であれば、お金を余分に借りておいて、利息という名の「安心の保険料」を払うのは安いもんだと思います(*^^*)
経営では、精神が安定していることが大事ですからね!
時間を買う
お金=時間です。
そのため、お金があれば、他人の時間を買ったり、自分の時間を節約したりして、事業のスピードが早くできます。
また、お金で解決できることはスッキリお金で解決すれば良いですからね。
良い意味でですよ(*^^*)
まとめ
- 金利よりも返済期間を取る
- お金があって困ることはないから
- お金で余裕と時間を買う
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