会社の「決算・税金」スケジュール
こんにちは。税理士の山下久幸です(^^)
今回は、「決算と税金のスケジュール」を勉強しましょう!
なぜスケジュールを知る必要があるの?
最低限のことを知っていないと、いきなり「税金払え」と言われると精神的ダメージを受けるからです(笑)
逆に知っていれば、そこまでダメージは少ないのです(笑)
まあ、これは顧問税理士さんの仕事ですけどね・・・。
知らなくて、数日前に数十万円、数百万円と言われるとビックリしませんか?!
また最近は、クレジットカード納付などもできますが、税金が高額になると限度額の引き上げ、デポジットが必要になり、何かと手間と時間がかかるからです。
法人税・消費税
では、ザックリとした税金のスケジュールを確認しましょう。
<事例>
3月決算 法人の場合
4/1〜3/31で締める
期末から2ヶ月以内(5/31)までに、税金(法人税・消費税)の申告・納税が必要です。
そのため、決算から2ヶ月後は税金の資金繰りを考えおいてください。
ポイントは、消費税です。
消費税は、会社が赤字でもかかってくる税金であり、また金額も大きくなります。
僕のような小さな会社でも、100万円単位で払いますので、消費税の納税資金は確保しておきましょう。
ちなみに僕の会社では、毎月一定額をコツコツ積立貯蓄しています(^o^)
満期を納税に合わせた時期にしておけば、1年かけて積み立てたもので消費税を納税するようにしています。
普通に使っている預金にあると、安心して使っちゃいますからね(笑)
僕だけかもしれませんが。。。
その他の税金スケジュール
前提は、中小企業で、「従業員が10人未満の会社」をイメージしています。
- 1月 源泉所得税 納期の特例、固定資産税 4期
- 2月
- 3月 個人の所得税 確定申告
- 4月 固定資産税 1期
- 5月 法人税・消費税 確定申告で納税
- 6月 住民税 納期の特例
- 7月 源泉所得税 納期の特例、固定資産税 2期、労働保険料
- 8月
- 9月
- 10月
- 11月 法人税・消費税 予定納税(3月決算の場合)
- 12月 住民税 納期の特例、固定資産税 3期
※固定資産税は、市町村によって若干時期が違います。
ただ、ほぼ毎月のように税金の支払いがありますよね・・・。
納税資金の準備
納税には余裕を持ちましょう!
そのためには、以下のことに注意しておきましょう。
- 儲かってもすべて使い切らない(笑)
- 不安な方は、納税用の通帳を用意する(特に消費税)
- スケジュールを作り、だいたいの金額を把握しておく
顧問税理士の協力
というか、これは顧問税理士に「強く」言いましょう(笑)
いつ、何の支払が、いくらくらい、あるのか?!
まとめて表を作ってもらいましょう!
これこそ、最低限の顧問税理士の仕事ですよ(^o^)
まとめ
- 税金のスケジュールを理解する
- それに合わせた納税の準備をしておく
- 顧問税理士に協力してもらう!
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