株式会社の意味は?!
こんにちは。税理士の山下久幸です(^o^)
今回は、「株式会社の意味は?!」を勉強しましょう!
株式会社とは?!
僕が言っても信頼が弱いので、こういった場合は、有名な方の言葉を借りるのが一番です(^o^)
ホリエモンこと、堀江貴文さんの言葉をご紹介します。
『会社とは何のためにあるかと聞かれたときに、社会に貢献するためとか、従業員のためとか、顧客のためとか、本来の筋からズレたトンチンカンなことを言ってしまう。しかし、株式会社の本来の目的は株主へ利益還元をすることです。』
最後の一文の、「株主への利益還元」が一番大事な部分ですね!
お金の流れ
では、分かりやすいように、会社のお金の流れを見ながら考えてみましょう。
資本金を出資(株式を発行)
↓
そのお金で事業投資
↓
利益が出る
↓
残りをさらに事業投資
↓
利益を株主へ配当
↓
株主から、さらに出資をもらえる
以下、ループ(^o^)
これが、株式会社と株主の良いお金の流れなのです!
株式とは?
では、株式とは何でしょうか?
株式とは、株式会社が株券を発行して、お金を集めるためのひとつの手段です。
昔は紙の株券みたいな物がありました今はありません。
これがいわゆる「出資」と言われるものです。
出資の他でお金を集める手段は、借入金(銀行・個人)、社債(債券)、補助金・助成金などがあります。
今では、クラウドファンディングもそのひとつかもしれませんね(^o^)
中小企業の株主
では、世の中の中小企業の株主は、社長=100%だと思います(^o^)
その他があっても、配偶者や家族・親族が持っていることがほとんどでしょう。
これには、メリットやデメリットがあります。
メリット
- 即断即決できる
- 株主と社長の利害が一致する
- 税制をうまく活用できる
デメリット
- 私的な会社となる
- 社長に依存した経営になる
- 外部の後継者が育ちにくい
あと、余談ですが、友人や知り合いの会社の株主や役員になるのはオススメしません。
こちらの動画でご確認下さい。
大事な3つの視点
そこで、株主としての3つの大事な視点をお伝えします(^o^)
- 1.株主の視点を持つ
- 2.利益が出たら配当を出す
- 3.利益をどちらに残すか決める
1.株主の視点を持つ
例えば、自分の会社の社長は別にいて(雇われ社長)、株主は自分が100%だった場合をイメージしてください。
その雇われ社長が、毎週接待だと言ってゴルフや飲み会に行って会社の経費を使っていたらどう思いますか?!
また、節税、節税だと言って、保険や分からない節税商品に手を出していたらどう思いますか?
僕だったら、ムダな経費使うな!ムダな節税するな!と思いますよ(^o^)
株主の視点と、現場の社長の視点はちょっと違うのです!
2.利益が出たら配当を出す
- 仕事で働いた対価 ⇒ 役員報酬
- 会社の利益が出る ⇒ 配当金
このイメージは持っておいた方がいいですね。
理由は、役員報酬は基本定額で、社長が頑張っても賞与でもらえないので(笑)、利益が出たら配当をもらってはどうでしょうか?!
そしたら、配当が出せるように頑張りませんか?!(笑)
この1と2の視点で共通するのは「会社に利益を出すこと」なのです。
中小企業の社長の場合は、利益=税金を払わなくてはいけない=お金を使おうという考えになる方が、多い、多い・・・・。
これでは、会社は儲かりません!
スピリチュアルな話になりますが、税金払いたくないと思いすぎると、会社って赤字になるんですよね(^o^)
こちらの動画も参考にください。
社長だって株主なので、配当金をもらおう!配当金の3つのメリット
3.利益をどちらに残すか?
最後に大事なのは、利益をどちらに残すか、ある程度長期的で考えておきましょう。
どちらとは、会社か個人か?ということです。
例えば、あなたの年齢が65歳で、後継者もいなければ、会社に利益を残す必要はなく、個人でもらって楽しくお金を使った方がいいですよね?
逆に、まだ30代(独身)で起業して数年程度であれば、これからガンガン事業を伸ばして行きたいでしょうから、個人では役員報酬をあまり取らず、会社に利益を残してさらに投資した方が良いでしょう(^o^)
ようは「バランス」です。
- 節税のバランス
- 次のビジネスのための原資
- 個人で遊びに使う(笑)
など、どこでお金を貯めて、どう使うかしっかり考えておくと良いでしょう!
まとめ
- 中小企業の経営者も株主の視点を持つ
- 会社で利益を残す、強い意識が大事
- 利益が出たら、配当金をもらおう!
動画・音声