会社と個人の財布を分ける
こんにちは。税理士の山下久幸です(*^^*)
今回は「財布を分ける」をテーマに勉強しましょう!
財布とは?
ここで話す財布とは、会社と社長(個人)の「お金」のことを言います(*^^*)
この財布を分けているのが僕は大事だと考えています。
儲かっていない会社
では、なぜ一緒ではダメなのでしょうか?!
理由は、会社と個人の支出がゴチャゴチャになるからです。
この領収書って経費になるんだけ?などと迷うこともあるので、キチンと分けて管理するようにしましょう。
また、財布を一緒にすると、個人的な支出を経費に入れようとするやからがいます(笑)
これは論外ですよね。
経費を入れるということは・・・・
経費が増える⇒利益が減る⇒お金を貸してもらえない⇒資金繰りが悪化する⇒投資ができない⇒売上が上がらない⇒儲からない⇒利益が減る
以下、ループです(笑)
話は変わりますが、儲かっていない社長ほど、聞かれる質問があります。
「これって経費になりますか?」
卵が先か鶏が先かの問題ですが、このような質問を聞いてくる人はあまり儲からない会社ですね(*^^*)
法人化のすゝめ
そこで毎度オススメしているのが「法人化」です。
会社の財布 ⇒ 個人の財布(給与)
法人化すると、強制的に財布が分けられます。
理由は、会社から役員報酬を個人の口座へ振り込むため、その役員報酬の範囲内で生活費を考えるようになるからです(*^^*)
個人事業だと、事業用と生活費の銀行口座が一緒になりがちですからね。
これだと、儲かってお金が残っているのか、生活費の無駄遣いなのか分からなくなります。
個人事業の方は法人化して、財布を分けるようにしましょう!
クレジットカードも、会社・個人で2枚使いをするのがオススメです。
【オススメ動画】
クレジットカードを2枚作って、会社と個人のお金の管理はバッチリだ!
僕自身は、法人が2社あるので法人のカード2枚と、山下家の生活費カード(家族カード)、僕の小遣いカードの4枚持っています(*^^*)
こうすることで、法人のカードは「すべて経費」となりますので、経理処理するときに楽ですよ!
仕組みを作る
クレジットカードの話のように、財布が一緒にならない仕組みを作ることが大事です。
以下、僕がやっていることですので、ご参考にください(*^^*)
- 現金での経費精算をしない
- 支払は銀行をすべて通す
- 売上は現金でもらわない
- クレジットカードの2枚使い
- 会社のお金の管理は経理に任せる
株式会社の原則
なぜ、くどくど財布を分けろと言っているかというと、株式会社の原理原則で考えてみましょう。
株式会社の原理原則
『経営と所有の分離』
細かく分けると、このようになります。
経営=社長(役員)
所有=個人(株主)
このように、経営と個人は分けて考える必要があるのです。
僕自身は、会社は「別人格」で考えています。
そのため、会社の通帳のお金は「会社のお金」と意識できるのです(*^^*)
そして山下くん風に言えば、
『会社と個人の財布の分離』です!
まとめ
- 社長は会社と個人で財布を分ける
- 分けていない社長は儲からない
- 仕組みを作ることが大事
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