源泉徴収票って、どうやって見るんですか?!
こんにちは。税理士の山下久幸です(^^)
今回は、「源泉徴収票の見方」を解説します!
まずは年末調整を理解する
年末調整とは、1年間の給与を集計し、税金を計算することを言います。
基本は、1つの会社(収入)に勤めている人だけが対象で、複数の収入がある人は確定申告する必要があります。
ようは、年末調整とは、確定申告の「簡単バージョン」ということです(^o^)
そして、年末調整が終わったら、会社からもらう書類を、「源泉徴収票」と言います。
こちらがサンプルです。
源泉徴収票で大切な数字は3つ
最低限、この3つの数字だけおさえておきましょう!
- 1.支払金額
- 2.源泉徴収税額
- 3.社会保険料等の金額
1.支払金額とは?
「支払金額=年収」ということです。
年収で大事なときは、住宅ローンや、不動産投資をするときで、いわゆるローンを組むときに年収の金額が大事になります。
住宅ローンなどは金融機関にもよって違いますが、年収×7倍=住宅ローン限度額くらいと言われています。
そのため、いずれ住宅を買う予定であれば、この金額を頭に入れて物件を物色しましょう(^o^)
話は変わりますが、源泉徴収票は大切な資料なので、PDF等のデータで保存し、すぐに取り出せるようにしておいて下さいね(^^)
2.源泉徴収税額
1年間で国に払う、所得税の金額となります。
年収500万の方だと、約13万くらいになります。
詳細は、こちらの記事をご確認ください。
⇒給与(役員報酬)の手取り一覧表
注意すべきは、住民税の金額は、源泉徴収票には記載されません。
なんか、分かりにくいですよねー。
3.社会保険料等の金額
ここの金額が結構大きくありませんか?!
そうなんです!!
ザックリと、年収の15%以上あるはずです。
理由は、社会保険料は、健康保険10%+厚生年金18.3%=合計30%あり、これを会社と個人で折半(50%ずつ)するからです。
こちらの表で、年収別にだいたいの社会保険料が分かりますので、ご参考にください。
»»»給与(役員報酬)の手取り一覧表
社会保険料は、年収1,600万円くらいが天井で、それ以上は増えませんので、ある意味高額所得者にとっては、社会保険料とか負担ではないんですよね(^o^)
この3つの金額を抑えておけば、最低限のお金のリテラシーがつくでしょう。
まとめ
- 源泉徴収票を一度見てみよう!
- 3つの数字だけでも、ザックリ覚えておく
- そこから、ふるさと納税、iDeCoなどやり、税金・お金に興味を持つ
動画・音声