医療費控除は計画的に!最大200万円の控除を活用しよう
こんにちは。税理士の山下久幸です(^o^)
今日は「医療費控除は計画的」について学びましょう!
医療費控除とは?!

医療費控除とは、「1年で使った医療費が10万円超えたら節税となる」こと。
<事例>
- 医療費 30万円使った
- 30万円-10万円=控除額20万円
- 控除額(20万円)×個人の税率
個人の税率は?!
最低15%〜最高55%
例えば20%の税率の場合、20万円× 20% = 4万円
30万円を使ったら4万円の税金が下がる計算です。
»»»個人の税金は、何を、どれくらい払うの?!
控除とは?
ざっくり説明すると、控除=経費にすることができます。
- 売上ー経費(控除)=利益(所得)
- 利益(所得)×税率=税金
控除が増える=節税になる。
控除額が20万円だとしても20万円の税金が還付される訳ではない(笑)
控除の限度額
1人1年間で、最大200万円の控除が可能。
10万円の足切り額があるため、200万円+10万円=最大210万円の医療費を使うことが可能!
健康であることが良いが(笑)
手術が重なった時のために覚えておくといいですね!
医療費控除は計画的に
医療費控除を計画的に行うには、この3点を気にしましょう。
- 収入
- 支払い時期
- 治療の内容
1.収入
医療費控除は収入が高いときほど効果が高い!
理由は、所得税の税率が高くなるから。
税率が高いときに医療費控除を活用すれば、税金が安くなります。
会社の利益・突発的な投資の利益・役員報酬の変更時期に注意すること。
高額納税者が有利
最低15%〜最高55%。
所得が高くなればなるほど税率が高い!
つまり高額納税者は、医療費の半分以上が国から補助される(^o^)
年収2,000万円クラスの人は積極的に医療費控除を使って、税金の還付を受けるのはアリだと思います。
2.支払い時期
医療費控除は、1月〜12月で集計します。
よって支払は、12月末までに済ませましょう。
クレカ払いでOK!
もしくは、翌年が収入が高い場合は、翌年に支払いを回します。
すぐに治療が必要でなくて、「来年給料を上げる」「突発的な収入がある」なら1月まで治療を先延ばししておきましょう。
また、家族の分もまとめて控除可能、扶養にしている実家の両親の分も可能です。
まとめると、支払い時期を調整する事が大事!
3.治療の内容

医療費控除は「風邪引いたから病院行った」「歯医者行った」くらいでは10万円を超えない。
税率が高い人は、眼と歯の治療をぜひやっていただきたい。
オススメの治療はこちら!
眼の治療
- レーシック
- オルソケラトロジー治療(ICL)
歯の治療
- 歯の詰め物
- 矯正
※美容的なものはNG
眼と歯に投資することで税金が下がり、生活の質が上がる!
【参考】国税庁より
▼医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例
▼眼科医に支払う治療費等
まとめ
- 医療費控除は計画的に!
- 使うのは最大210万円
- 眼と歯の治療がオススメ