会社と社長のお金を増やすブログ Written by 税理士 山下久幸

税金をクレジットカードでお得に払う!

会社の税金 節税 資産運用

こんにちは。税理士の山下久幸です(*^^*)
今回は、「税金をクレカで払う」をテーマに解説します!

税金をクレジットカードで払えるってご存知でしたか?

まだまだ意外と知らない方も多いようで、クレジットカードで払うやり方と、メリット・デメリットをまとめてみました(*^^*)

⇒動画・音声で学びたい方はこちら

クレジットカード払いできるもの

国税と地方税で少し支払いが違います。

【国税】

すべての税金が支払可能です(*^^*)
素晴らしいですね!

利用可能なクレジットカード
Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、TS CUBIC CARD

24時間いつでも決済可能です!
»»»[手続名]クレジットカード納付の手続

こちらのサイトで支払います。
»»»国税クレジットカードお支払サイト

【地方税】

地方自治体により若干違うので、要確認です!
例えば、東京都と僕が住んでいる福岡市でも少し違います。

固定資産税関係、自動車税はどちらもできますが、福岡市は住民税(普通徴収)であればクレジットカードで納税は可能です。
ただ、普通徴収は個人事業の方に限られるので、該当すればラッキーですよね!

»»»都税クレジットカードお支払サイト

»»»福岡市クレジットカードでの納付

ですので、メリット・デメリットを確認し、ご自身の住んでいる地方自治体のサイトでもご確認ください!

メリット

では、クレジットカードで納税するメリットは何があるのでしょうか?

  • 支払いを先に伸ばすことができる
  • マイルやポイントが貯まる
  • 個人的なものに交換できる(笑)

先に伸ばす

クレジットカードは締日があり、1ヶ月使った分を基本は「後払い」となっております。
そのため、資金繰りが1ヶ月ほど楽になるのです(*^^*)

<事例>

10月1日 100万円利用
11月27日 100万円の引き落とし

この事例だと、約2ヶ月近く支払いを遅らせることができるため、会社の資金繰り的には楽になりますよね。

マイルやポイント

クレカで税金の納税

ここが一番の楽しみ(メリット)ではないでしょうか(*^^*)
僕はアメックスのSPGカードを使っています。

年会費34,100円と少々お高めですが、僕は飛行機のマイルを貯めているため、かなり効率良く貯めることができますよ(*^^*)

旅行が好きな方は、オススメのカードです。
こちら、紹介のリンクです。

その他は、楽天カードとかも使いやすいですかね。
楽天であれば、買い物は色々できますし、楽天経済圏を活用すれば、ポイントが結構貯まりますからね。

山下家の生活費では、楽天カード(家族カード)を使ってポイント貯めています。
貯まったポイントは、楽天トラベルでホテルを予約して、家族旅行で使うことが多いですね(*^^*)

SPGアメックスで飛行機のマイルを貯めて、タダで飛行機に乗る
楽天カードで楽天ポイントを貯めて、タダでホテルに泊まる

しかも、その支払は「会社の税金を払って貯めたもの」なんて、こんな好都合なこともできるのです!!
今のところ合法です(*^^*)

会社で払う消費税なんかは、数百万円、数千万円になる会社もありますので、かなりポイントが貯まるので、クレジットカードで払うのをご検討下さい!

デメリット(注意点)

メリットがあれば、裏返しでデメリットもあります。

  • 手数料がかかる
  • カード会社を選ぶ
  • 地方税が使えない

手数料

クレジットカードで払うのに、「払う側」が手数料を負担します・・。
これが一番のデメリットですかね。
手数料の金額はこちらです。

国税
1万円あたり、83円(税込み)

<地方税>»»»【東京都】
1万円あたり、80円(税込み)

※地方自治体によって変わる可能性があるので、ご確認ください。

手数料の損得は、以下で解説します(^^)

カード会社の選択誤り

クレジットカード会社によっては、税金を払う場合は、ポイントの還元率が違うことがあります。

<事例>
通常 100円 ⇒ 1ポイント
税金 100円 ⇒ 0.5ポイント

還元率が半額に下がるところも多いので、確認は必須ですね!!

例えば国税の場合は、1万円につき83円税込みの手数料がかかります。
手数料を税抜になおすと76円です。
ということは、76円÷10,000円=0.76%の経費がかかっているということになります。

これが100円で0.5ポイントの場合は、0.5%しかポイントがつかないため、1ポイント1円換算の計算だと、50円分のポイントしかもらえないのです。

 

  • 76円払って、50円をもらう

これだと損ですよね(笑)

ただあまり大きな声では言えませんが、76円って会社の経費になるんです(笑)
そして、50円分のポイントは、社長個人で使うことも可能(*^^*)

どちらを選ぶかは、あなたの自由です!
ですので、税金払って1%ポイント還元があれば、差額の1%-0.76%=0.24%は特になるのです。

地方税

ここはちょっと片手落ちなんですが、法人で払う地方税の税金には、まだまだ対応しきれてません。。。
東京都ではクレジットカード対応しているようですね。

僕が住んでいる福岡市では、まだできないようです。

そのため、国の法人税や消費税はクレジットカードで支払い、残りの地方税は銀行で払う、という面倒なことにもなるのです(笑)

ただし、ダイレクト納付と言って、銀行口座から引き落としもできますので、地方税は引き落としにしていますね(*^^*)

税金を自動引落でサクッと支払う方法(ダイレクト納付)

まとめ

  • 税金もクレジットカードで支払える
  • 税金を払うには手数料がかかる
  • ポイントやマイルを活用する!

税金払うのは嫌ですが、ちょっとお得になると嬉しいもんですよね!

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