会社と社長のお金を増やすブログ Written by 税理士 山下久幸

法人の税金っていくら払うんですか?!

会社の税金 財務・決算書

こんにちは。税理士の山下久幸です(^^)
今回は、「法人税率」というテーマで勉強しましょう!

なぜ理解した方がいいのか?

会社で利益が出たら、「これくらいの税金を払うだろう」ということを知っておいた方がよいからです。

顧問税理士に聞くよりも、会社の数字を見て、あと経営していく上で、利益が出たら、これくらいの税金がかかるのは知って損はないでしょう(^o^)

法人税率

法人=会社の税率は、2段階構造になっています。

2段階は、会社の利益によって違います。利益が、

  • 800万以下 ⇒ 25%
  • 800万円超 ⇒ 37%

この「2段階」で計算されます。

法人税率

ちなみに僕は面倒だから、利益の30%(または3分の1)で計算しています(^o^)
これくらいザックリで良いのです。

税金計算方法

では、簡単に税金の計算方法を解説します。

・利益500万円の場合
500万円×25%=125万円

 

・利益1,500万円の場合
800万円×25%=200万円
(1,500万円 ー800万円)×37%=259万円
合計459万円

利益が800万を超えている場合には、超えた部分だけ37%がかかります。
全体に37%かかる訳ではありませんのでご安心ください(^o^)

節税のポイント

この税率をよーく見てください。

25%と37%の差は、12%もあります。
この差は大きい!!

そのため、利益が800万円を超えそうであれば、積極的に節税を考えましょう。

逆に、利益が800万円以下であれば、積極的に節税はオススメしません!!
ここが超重要です。

あなたの会社は、毎年800万円以上も利益が出ていますか?!

僕の肌感覚では、役員報酬をキチンともらって、会社で毎年800万円以上の利益を出している会社は、全体の約2割程度でしょう。

ということは、ほとんどの会社は利益が800万円以下であるため、そもそも節税をする必要がないのです!!

最低限の基本的な節税は必要ですが、保険などの「節税商品」には手を出す必要はありません。

結論
利益800万円以下 ⇒ 節税する必要なし!
利益800万円超  ⇒ 積極的に節税を考えよう!

それよりも、会社でもっと利益出ることに頭を使いましょう(^o^)

まとめ

  • 法人税の税率は2段階 25%と37%
  • 利益が800万円以下は節税する必要なし
  • 節税よりも、会社で利益が出ることを考える!

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