会社と社長のお金を増やすブログ Written by 税理士 山下久幸

【重要】知らないとヤバい!銀行破綻対策の決定版

融資 財務・決算書

こんにちは、税理士の山下です。
今日は皆さんに知っておいてほしい重要な話があります。それは…

たった1回の手続きで銀行破綻のリスクを0%にする方法

です。

「えっ、銀行破綻なんてあるの?」

そう思った方、正直に手を挙げてください(笑)

実は、あるんです!そして、意外と身近な問題かもしれません。

「でも、ペイオフがあるから大丈夫でしょ?」
「そもそも1000万円も持ってないし…」

そんな声が聞こえてきそうですね。確かに、多くの人にとってはそこまで心配することではないかもしれません。

でも、ちょっと待って!

このブログを読んでいる皆さんの中には、会社経営者やフリーランスの方が多いのではないでしょうか?

そうすると、会社の預金で1,000万円近くのお金を持っている可能性が高いですよね。資金繰りを考えると、それくらいは必要ですもんね。

さらに、このブログを読んでいるということは、これからお金を増やしていきたいと思っているはず。そうですよね?(ニヤリ)

銀行破綻、他人事じゃないかも…

正直、私も昔は「銀行破綻なんて、まさか…」と甘く考えていました。起業したての頃は1,000万円なんて夢のまた夢でしたからね(苦笑)

でも、起業して10年以上が経ち、法人も2社経営し、様々な投資をするようになると…やっぱり銀行破綻が怖くなってきたんです。

例えば、銀行に3,000万円預けていて、万が一銀行が破綻したら…ペイオフで1,000万円しか戻ってこないんです。つまり、2,000万円が吹っ飛ぶ!

そうなったら、人件費や家賃、その他の経費が払えなくなりますよね。怖くないですか?

リスク対策、簡単にできるんです!

銀行破綻のリスクは確かに低いです。でも、1%でもあるなら、対策を考えておくべきですよね。特に簡単にできることなら。

そこで今回、たった1回の手続きで銀行破綻のリスクをゼロにする方法をお教えします!

この方法、私も知った瞬間すぐに実行しました。そして、顧問先のほとんどにもおすすめしています。億単位のお金を預けている人にとっては、特に重要です。

気になりますよね?その方法とは…

ズバリ、決済用預金への切り替えです!

「決済用預金って何?」って思いましたか?大丈夫です。これから詳しく解説しますね。

銀行破綻、他人事じゃない!

皆さん、最近の銀行事情をご存知ですか?実は、2023年前半だけでもアメリカで3つの銀行が破綻しているんです。

  • 2023年3月:シリコンバレーバンク 破綻
  • 2023年3月:シグネチャーバンク 破綻
  • 2023年5月:ファースト・リパブリックバンク 破綻

「えっ、でもそれってアメリカの話でしょ?」

そう思った方、鋭いですね!でも、日本だって他人事じゃないんです。過去には:

  • 2003年:足利銀行 破綻
  • 2010年:日本振興銀行 破綻

こんな事例があるんです。つまり、日本でも銀行破綻のリスクはゼロじゃないということ。

ペイオフって知ってる?

「ペイオフがあるから大丈夫でしょ」

そう思った方、さすがです!でも、ちょっと待ってください。

ペイオフって、銀行が潰れた場合に預けていたお金が1,000万円までしか戻ってこない制度なんです。

アメリカの最近の銀行破綻では、バイデン大統領が「預金者のお金は全額保護する」と言っていますが…日本の政府は同じことを言ってくれるでしょうか?正直、不安しかありません。

銀行破綻対策、実はカンタン!

さて、ここからが本題です。銀行破綻対策には2つの方法があります:

  1. 当座預金を作る
  2. 決済用預金へ切り替える

この2つの口座なら、銀行が破綻しても全額が保護されるんです!つまり、リスクゼロ!

当座預金は現実的じゃない?

当座預金は小切手や手形の支払いに使われる口座で、使っている会社はごく少数。新規に作るのも審査が厳しくて、ハードルが高いんです。

決済用預金がおすすめ!

そこでおすすめなのが、決済用預金への切り替え。これなら誰でもできるんです!

決済用預金って聞いたことありますか?私も最初は知りませんでした(笑)

簡単に言うと、普通預金とほぼ同じなんです。でも、決定的な違いがあります:

この口座なら、1億円、10億円あっても、銀行が破綻しても全額保護されるんです!

信じられない?私も最初はそう思いました。でも、三菱UFJ銀行のホームページにもちゃんと書いてあるんです:

決済用預金とは、(1)無利息(利息がつかないこと) (2)要求払い(預金者が払い戻しをいつでも請求できること)、(3)決済サービスを提供できること、という3要件を満たす預金です。これは預金保険により全額が保護されます。

決済用預金のデメリットは?

「そんなにいいことばかりじゃないでしょ?」

鋭い質問です!実は、決済用預金の最大のデメリットは…

預金利息がつかないこと

でも、ちょっと待ってください。普通預金の利息って、年0.001%とか0.002%ですよね?

例えば、1,000万円預けても、年間100円の利息。そこから20%も税金が引かれるので、手元に残るのは80円です。ATMの時間外手数料を1回払っただけで、逆ザヤになっちゃいますよ(笑)

決済用預金への切り替え方

「面倒くさそう…」

そう思った方、安心してください!実は超簡単なんです。

  1. 通帳、届出印、収入印紙200円を用意
  2. 銀行窓口で手続き(所要時間約20分)

これだけ!たった1回の手間で、銀行破綻のリスクがゼロになるんです。

しかも、口座番号は変わらないので、取引先への連絡も必要ありません。ネットバンキングも今まで通り使えます。

注意点は?

ひとつだけ注意点があります。ネット銀行の場合、決済用預金を扱っていない場合があるんです。その場合は、残高を1,000万円以下に抑えておくのがおすすめです。

まとめ

銀行破綻対策、やるべきですよね?

  1. 決済用預金への切り替えで、リスクゼロに!
  2. 手続きは超簡単、20分程度で完了
  3. デメリットは利息がつかないこと(でも、ほぼ影響なし)

将来は何が起こるかわかりません。2020年のコロナ禍を思い出してください。誰が予想できたでしょうか?

ビジネスは「リアルRPG」です。でも、ゲームと違って「死んではいけない」んです。会社を守るため、こういった小さなリスクはすぐに消しておく必要があります。

皆さん、今すぐ行動しましょう!銀行窓口に行って、決済用預金への切り替えをしてください。きっと、将来の自分に感謝されますよ。

経営はアクセルだけでなく、ブレーキも必要です。そして時にはバックギアも(笑)このちょっとした対策が、会社を長く続けていくコツなんです。